おとどけ音楽療法・音楽療法の効果イメージ

音楽療法の効果

音楽療法は、「からだ」と「こころ」の両方に影響を及ぼします。
音楽は「からだ」と「こころ」に同時に働きかけることができます。

好きな音楽を聴いていたら、いつの間にか身体を揺らしていたり、足でリズムを取っていたという経験がありますよね。そして、見知らぬ人同士が居合わせる場所でも、音楽なら同じ一つの空間を作り出すことができます。
このように、音楽療法では「からだ」と「こころ」を合わせていき、自然に人と人を結んでくれるのです。

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いつでも対等な関係で、その人らしくいられる空間を守ります。

介護や医療の現場では、「介護する側とされる側」「医療者と患者」のどちらかの立場しかありません。しかし外部から派遣される音楽療法士は、日常的なケアの場に立ち会わないため、利用者様や患者様と新たな関係を築くことができます。セッションでは、利用者・患者という立場に縛られず、その人らしくいられる場が約束されます。

音楽療法セッション実施の際には、利用者様全員に同じ空間に集まり、セッションに参加していただきます。その間、施設職員の方々は業務に専念できる環境が整いますので、利用者様側と施設側の双方にメリットが生じます。
また、セッション実施予定日に、新規利用希望者の見学やご家族の訪問を積極的に受け付ける施設様もあります。実際に、利用者の方々が生き生きと参加されている姿をご覧いただけるので、安心と信頼につながります。

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繰り返しの経験で「できない」を「できた!」に変えます。

子どもの発達を支えるのは、経験です。数々の経験がデータとなって概念が形成され、幅広い場面で対処できるようになります。保育や学校教育など一般的な集団生活だけで、十分な経験を積んでいける子もいれば、繰り返し経験することが必要な子もいます。子ども同士のやりとりには突発的な事態が多く、まったく同じ場面が再現されることはありません。そこで音楽療法では、プログラムの中でテーマに沿った場面を意図的に作り、「順番を守ること」や「他者を容認すること」など、本人のペースで経験をなぞれるように導いていきます。音楽療法では、繰り返しで単調になりがちな訓練を、楽しんで続けられる時間に変えて提供することができます。

言葉ではない、音楽での表現がそこにはあります。

障害のある方々の中には、発語のない方もいます。しかし、その方の中に言葉があるケースは多くあります。こちらが言葉をかけると「眼球が動く」「動きを止める」「向き直る」という行動が起こるのは、言葉を音の刺激としてキャッチしているからです。音楽療法では、その先にある表出の部分を、音楽という言葉に頼らないコミュニケーションを通じて引き出すことができます。

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